君はどこにでも行ける 堀江貴文


僕は年に香港に年に2、3回、アメリカ本土に1回くらい行くのがここ数年の行事。海外に行くと言えば行くけど、ここのところ香港、アメリカ以外は行ってない。

アメリカに行ってもさほど変化を感じないけど、香港は行く度に人のエネルギーというか、熱量というか、勢いをすごく感じる。それを感じたくて香港に行っているところもあるかな。

正直、僕も本書で指摘されている多くの日本人と同じように日本のイメージを未だに間違えて捉えている一人なのかもしれない。僕が楽観的な性格ということもあるのかもしれないが、それにしてもここまで日本の国力が下がっているとは実感をしていない。

日本のGDPはいまやアメリカの4分の1、中国の半分以下で、一人当たりのGDPは世界27位というのはピンと来ない。日本ってもっといけてる国だというイメージを払拭することができていない。

同じ年収だとしても来年も上がると思っている人と、来年どうなるかわからないと思っている人ではお金の使い方が違うのは当然だよね。アジアの人たちはこれから成長していく未来を見ているからどんどんお金を使うけど、日本人はこの先の心配をするからお金を持っていても使わなくなる。

なんでも変化に対しては、いいところを見ていかないとダメだ。

日本の水源を中国人が買っていることに対して否定的な人が多いということに対しての意見。人は変化を怖がるもの。だから、今までと違うことを受け入れられない人の方が多いと思う。ただ、一方で変化する現実を受け入れなければいけないのであれば、良いところを見る努力をすればいいだけのことだ。

なんでもかんでも変化や常識と違うことを叩くのに躍起になるくらいなら、そのエネルギーを別のところに使った方がストレスは減るし、建設的になる。

まあもちろん安全保障とか、生活インフラをなんでもかんでも値段がつくから売り渡せばいいというふうに単純にはいかないと思うのだけど。

何度も言うけれど、彼らの感じているストレスのほとんどは、思い込み。
自分でつくった思い込みにとらわれ、行動を規制する壁を自分でつくりだし、「行き場がない」「先が見えない」と悩んでいる。

これからの日本人はどうしたらいいですか?という問いに対する堀江さんの回答。

これは僕も完全に同意。僕の最初のキャリアはカナダの人工知能の開発ベンチャー企業。文系で日本人の僕がまさかそんなところで働くとは想像していなかったし、翌年には香港の技術系の6つの大学で人工知能について英語で授業を行うこともした。本当にありえないような話なのだけど、できないと思えばできないし、できると思えばできると思う。

自分には何か特別な才能があるとも思わない。あるとすれば、自分が思ったことをとにかくやってみようと思い行動できることくらいだと思う。

特別な才能よりも、行動できることの方が遥かに大事だと思う。

君たちの国境は、頭のなかにある。
頭のなかの国境を消そう。そすれば君はどこにでも行ける。

若者の海外旅行離れが言われて久しいが、今は商社に入社する人でさえ、海外に行きたがらないと聞く。

僕はどんどんいろいろな国に行ったらいいと思う。いや、むしろいろいろな国に行った方がいいと思う。僕も1994年にカナダ・モントリオールに留学したことは人生の大きな転機になっていることは間違いない。そこで初めて、自分とは全く生まれも育ちも人種も違う人達に触れ、自分の世界観が大きく変わった。

どう変わったかと言えば、自分は日本だけにいなければいけないという思い込みが完全になくなったことだ。僕はどこにでも行けると思っているし、どこでも生きていけると思う。実際、この10年で10回引っ越しているし、数年前は香港に引っ越そうと思っていたくらいだ。

ここにいなければいけない、ここに一生いなければいけないという思い込みがとれると、人生は随分と楽になるし、選択肢が広がる。自分がどこにでも行けると思えることは、人生にとって大きな意味がある。

それでも堀江さんは日本にはまだまだ魅力があると本書で言っている。以前、堀江さんとある経営者の方の対談を聞きに行ったことがあるけど、そこでも東京の都市としてのメリット(インフラの強さ、市場の大きさ、食事の美味しさ、サービスのレベル、住みやすさ、治安の良さ等)を挙げていましたね。アジアでは東京、バンコク、上海くらいが都市として最も魅力があると。

日本人だし、日本がこれからも良い国でいて欲しいと思う。世界から憧れられる国に済むことは誇りでもある。だからこそ、今の日本を色眼鏡なしに受け入れ、海外に目を向け、自分の価値観を疑い、これからの日本をどうしていきたいのか考え、行動していきたい。