マニュアル作りに思う


ついこの前、僕はマニュアルを読まない派というか、読めない派だということを書いた。

こんな僕でも仕事においてはマニュアルを作る側になることがある。まあ、僕は基本ルールを決めるだけで、実際に細部に落とすのはスタッフがしてくれるのだけど、一応作る側にはなる。

自分がマニュアルが読めない方だから、マニュアル作りがすごく難しいということがよくわかる。もはや自分のとこのルールも段々とわからなくなってきているしね(汗)

マニュアル作りで悩ましいのは、マニュアルは丁寧に作れば作るほど、読む人が少なくなり、また読んで欲しい人が読まなくなるというパラドックスだ。マニュアルを読んで欲しい人に限って、読まずに問い合わせをしてくる。で、それを受けてマニュアルを丁寧に作れば作るほど、そういう人は読むのを面倒臭くてやめてしまう。

かといって簡単にしすぎれば、それはそれで理解して欲しいところを大幅にはしょることになるので理解してもらえなくなる。ルールは正確に細部まで理解して欲しいと思う。でもマニュアルの量が増えれば増えるほど、人は読まなくなる。人が読める量かつ人が理解できる量のバランスをとることがとても難しい。

人が増えればルールが増えることは歴史が証明している。昔、ゴルフが始まった頃、ルールはたった一つだった。それは、「向こうのうさぎの巣穴にこのボールを入れること」。実にシンプルだ。それが時代の変遷とともに、プレー人口が増えた結果、今ではルールは一冊の本になっている。文字通り、ルールブックと言えるものになっている。

文章を書く時に子どもでも理解できるレベルで書くということが大切だけど、マニュアル作りもその通りだと思う。伝えられてないとすれば、結局それは作りてに問題があるということなんだと反省する。理解できない方が悪いなんて考えたら、今より良いものなんてなかなかできない。

まあでもマニュアル作りは難しい。本を書くより難しいと思う。