節約しない生き方


重り

「もったいない」
「まだ早い」

なにかをしようと思ったとき、僕の心にはこのふたつの言葉が頭を去来します。

たとえば、飛行機で移動をするとき、ビジネスクラスに乗るのは、「もったいない」と感じます。少し狭くてもたった数時間限りのことだと思えば、エコノミーでもいいか、ビジネスは自分には「まだ早いかな」と感じていました。

そんなふうに考えて、他にもホテルに泊まるのも、レストランを選ぶのも、モノを買うときも、なんとなく、高価なものを分不相応と思い控える傾向がありました。

でも気づいたらもう44歳になり、いつになったら「もったいなくなくなる」のか、「まだ早い」ではなく「もう十分」になるのかと考えるようになりました。

欲しいものを我慢して、節約して、自分の人生なのに何を楽しめばいいのか。節約する先に何を求めているのか。いつになったら「もう早い」と思わなくなるのか。人生いつまで待てばいいのか。

すると自分が、自分自身の基準ではなく、世間的に見て漠然と、なんとなく「まだ早い」のと考えてきたことに気づきました。

僕たちは節約しすぎることで、自分の人生を制限し続けているのではないでしょうか。節約しない=無駄遣いをするということではありません。

僕はモノを買うということをあまりしないので、主に旅行や食事など「経験」に支払うことが多いのですが、それは消費というよりは投資だと考えています。

この春から価値があると思ったことに一切制限をかけずに費やしていくと一体なにが変わるのか実験をしています。

その実験の結果として、今実感している変化は、心に余裕が生まれたということです。

「もったいない」と感じている裏側では、できている人を羨む気持ちがありました。「あの人は豊かそうに暮らしているのに、なぜ自分はそれをできないのか」としばしば思いました。でも今は、自分自身にその価値を認めているから、他の人が気にならなりません。

一般的に節約は美徳とされています。目的を持って節約するならいいのですが、ただ漠然とした節約は自分の人生の豊かさを削って、無意識に自分を卑下し、人生の重りになっているかもしれません。

無駄は大いにカットすべき。でも自分にとって価値あることまで節約しないよう気をつけたいですね。

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