人のことを憎み始めたらヒマな証拠


3月は自分を取り戻すにはどうすればいいかというテーマをとりあげます。
初回は、自分には直接関係ないことに腹が立ってしまう現象についてです。

最近、世間が「こいつは叩いても構わない」と認定(?)した人を見つけると、マスメディア、ネットを問わず激しいバッシングが行われます。不倫した芸能人、失言した有名人、過失をした人に向けて罵ったり、嘲笑ったり徹底的に叩かれることが日常的に行われています。

そんな騒動をみると僕が思い出すのは、今回のタイトルにした西原理恵子さんの「人のことを憎み始めたらヒマな証拠」という言葉です。

僕は西原さんの大ファンですが、西原さんはこの言葉を自戒ため心に刻んでいるそうです。確かにいろんなことがうまくいっていない人は概してヒマです。一方、仕事でもプライベートでも充実している人は忙しく他人のことをあれこれ気にしません。

つまり、バッシングが蔓延している世の中にはヒマな人(=人生がうまくいっていない人)が多いといえるのかもしれません。

そこまでいかなくても日常の中で、テレビを見ていてもやもやしたものを感じてしまったり、ネットニュースを見てイラッとしてしまったりすることがあると思います。もし無性に腹が立つというようなことがあったら、自分自身の人生が危機にあるのかもしれないと疑ってみることが大事です。

誰かを叩きたくなる衝動は、自分の問題から目をそらしたくて無意識に生じている可能性がとても高いです。

もう一つ気になる風潮として、次々と叩く対象を見つけて、その時々の感情に左右されバッシングをヒートアップしていく傾向があることです。

たとえば、少し前に若い女性新入社員が過労死してしまった事件が公になったときには「仕事のために死んではいけない」「会社なんて辞めてしまえばよかったのに」と多くの人が言いましたが、その後、若い女優さんが所属事務所に不満をもって引退を発表したときには「受けた仕事を全うし辞めるのが社会人」「自分勝手で常識がない」という真逆の世論になったのは記憶に新しいところです。

こういうのを見ていると、世間は一体どっちに行きたいのだろう?と思います。どちらに行きたいでもなく、ただ叩く対象を見つけたいというだけなら、本当に生産的ではありません。

怒る対象を探さないということはとても大事です。探し続けている限り、僕らは自分の怒りと向き合うことができません。自分の怒りと向き合わなければ、ずっとその怒りの問題で悩み、苦しむことになるでしょう。

ワイドショーなどで報じられるゴシップは、多くの人にとってはそれほどムキになって怒るようなことではないはず。もし自分の人生に関係ないことで怒りたくなったら自分の人生の問題が山積している証拠と思って、自分に向かい合う時間を持つ時です。

誰かの人生を気にするよりも、自分の人生に集中しましょう。

【フォロー歓迎!安藤俊介のSNSアカウント】

Facebook
Instagram
twitter

【安藤俊介の主な著作】

3/29発売! 予約受付中

発売3ヶ月で7刷3.9万部!今一番売れているアンガーマネジメントの本です。